オンライン学習会とデジタルデバイスの無料対応の成果

オンライン学習会とデジタルデバイスの無料対応の成果

オンライン学習会

子どもの未来のプロジェクト概要

オンライン学習支援実績【2020年5月2日~7月2日まで】

  • オンライン学習支援参加のべ人数2,355名参加
  • オンライン学習支援総指導時間

オンライン学習支援の全体像
オンライン学習支援は子どもの学習指導をするスタッフと場のコーディネートするスタッフが協力して運営していきます。

課題

■指導するボランティアの確保
■ボランティア意欲の維持、向上
■学習がしやすい環境構築
【改善策(案)】 ・先生へのホワイトボード提供 ・生徒へのwebカメラ提供
オンライン授業ポータル

開催パターン
生徒の要望や家庭のオンライン接続環境に応じて、3つのパターンを用意して学習支援をしております。

Aパターン Bパターン Cパターン
名前 学力向上型 学力習慣獲得型
ツール ZOOM+LINE LINE ZOOM
内容 個別指導 質問受付 学校の宿題のフォロー
内容詳細 定期的に学習日を決めて個別指導及びそれ以外は質問を受け付け回答をする 常時、学習の不明点をLINEで質問を受け付け、回答をする 定期的に時間を決めて、学校の宿題などの学習を手伝う
対象生徒 学習意欲がある学生、家庭にオンライン環境あり 学習意欲がある学生、家庭にオンライン環境なし 学習習慣がない学生、家庭にオンライン環境あり
メリット 通常の学習会に近い学習環境 気軽に参加することができる 学習する習慣を培うことができる
デメリット スタッフの人数が必要
オンライン環境が必要
スタッフ人数が少ない
オンライン環境があまり必要ない
スタッフの人数が必要
オンライン環境が必要

オンライン学習支援タイムライン(例)
キッズドアで行っている、ある学習会のタイムラインです。学習だけでなく、モチベーションをあげる為のアイスブレイクも積極的に行っています。

時間 相対 内容 詳細 備考
-3:00 事前 生徒から課題・希望教科を申請 生徒からの共有物がある場合は、GoogleDriveにアップ
-1:00 マッチング 教科/生徒/ボランティア
その日担当する生徒の事前共有資料は、GoogleDriveで共有
-0:30 生徒入室 アイスブレイク等 入場してきた生徒やボランティアと雑談。ローカルな話でも可。
18:00 0:50 学習会 前半 マッチングペアごとにブレイクアウトルームへ移動
18:50 0:10 休憩・アイスブレイク等(※) 一度、全体集合してもよい
19:00 0:50 後半 マッチングペアごとにブレイクアウトルームへ移動
19:50 0:10 事務連絡等 メインルームに集合。各種連絡事項、情報共有を実施
20:00 生徒退出
20:30 0:30 事後 振り返りMTG ➡ 別日開催でも可 スタッフ/ボランティアで情報共有。別途開催でも可
※現場管理者が全体の様子をみながら子どもたち、ボランティアを伴走します。

オンライン学習支援の風景
ZOOMを使った、オンライン学習支援の雰囲気です。 みんなで話したり、個別解説を受けながら進めていきます。

家での過ごし方や最近の出来事についてなどアイスブレイクをしながら学習に入る準備をしていきます。
オンラインボランティアがZOOMで子どもたちとつながり、個別指導をしながら学習に入る準備をしていきます。

オンライン学習での教材やイベント
以下のように教材や動画を一緒に見ながら学習をしています。またイベントをオンラインでも開催しています。

  • 家での過ごし方や最近の出来事についてなどアイスブレイクをしながら学習に入る準備をしていきます。
  • オンラインボランティアがZOOMで子どもたちとつながり、個別指導をしながら学習に入る準備をしていきます。
  • 家での過ごし方や最近の出来事についてなどアイスブレイクをしながら学習に入る準備をしていきます。
  • オンラインボランティアがZOOMで子どもたちとつながり、個別指導をしながら学習に入る準備をしていきます。

オンライン環境の整備
困窮家庭では、パソコンやタブレットがないため、スマートホンで参加する子供も多くいました。キッズドアでは、家庭環境調査を行い、タブレットやWi-Fiを貸し出しました。

デジタルデバイスの無料対応の成果

受験生向け iPhone 無償貸与(194名)の成果
〜iPhoneを無償貸与し、7割の方が成績アップを実感!〜

内容 キッズドアに支援を希望をしている困窮世帯への無償のiPhone6Sの貸与
目的 iPhoneを提供し、動画教材やリスニング、情報検索などの学習への利用をしてもらう
貸与期間 2020年9月 〜 2021年3月
貸与数 194名
受給対象 ①受験生(高校3年生・中学生3年生)  ②高校2年生・中学2年生  ③高校生1年生・中学1年生 の優先度でお渡し
回答数 97名(利用者のうち50%)
回答期間 2021年3月7日 〜 3月18日時点
  • ●利用した方(アンケートに回答した方)のご状況
    受験生(中学3年生・高校3年生)及び、学習のために利用したいと希望した中学1・2年生、高校1・2年生に提供しました。以下が内訳となっています。(※単位:人)
  • ●利用した方のご状況
    インターネット環境が無いと回答した方は、2割程度でしたが、利用できるPCがない方が7割近くおり、スマートフォンなどの携帯端末が無い方も半数いる状況でありました。

  • ●パソコンはもっていますか?
  • ●自宅は、インターネットを利用可能ですか?
●利用しての感想
9割近くが「とても満足」もしくは「満足」と回答しました。英語のリスニングや動画教材もしくはアプリなどの利用などの学習面や塾などの夜遅くの家族との連絡などの利用が可能になったことがきっかけとなったことが伺えます。
“コメント”
家族間の連絡がしやすく、安心できました。学校のクラスや部活の連絡も、グループラインでやりとりできたので、助かりました。(中学2年生)

iPhoneは高価なため使う機会はないと諦めていました。このような機会をいただき機器操作ができるようになったので、今後のICT活用の教育にも早く慣れることができると思います。(中学2年生)

たくさんの学習用動画を長時間みることができるようになったので、授業で理解できなかったところを理解するためにかかる時間が減り、他の教科の勉強にも時間が回せるようになり、すべての教科を満遍なく勉強できました。(高校1年生)
●学力が向上したと回答した方
今回のiPhoneを無償貸与したことで、学力が向上したと回答した方がなんと7割となりました。またコメントでは「英検に合格した」や「共通テストが9割になった」などの大きな成果が出ている方もいらっしゃいます。
“コメント”
オンラインの受講や動画視聴により英検に合格した。(中学2年生)

貸与期間中の冬休みに、塾主催の模試を受けました。塾には通っていないので、スタディサプリやNHK語学アプリ、学習用動画を視聴していました。模試5教科の総合偏差値57.4、好きな社会は、受験者437人中、1位の成績でした。iPhone無償貸与のおかげで、塾外生でも社会で1位を取ることができ、本人も励みになったと思います。(中学2年生)

家でネットで調べ物をする手段が親の携帯しかなかったので、親が仕事中でも、iPhoneで英単語の意味や漢字、地理、ニュースなど調べることができ、おかげさまで都立高校の推薦に合格することができました。(中学3年生)

英検二級に合格しました。模試結果や学内テスト結果も良くなりました。(高校2年生)

オンラインで視聴した英語のリスニングが一番伸びて、9割以上共通テストで取れました。その前までは8割切っていました。(高校3年生)
●学年別の学力が向上したと回答した方の割合
コロナ過でのオンライン学習会~子どもの未来応援基金~